作業実例
スタッフがお手伝いをした現場作業の状況を少しづつまとめていきます。
弊社の介護整理(福祉住環境整理)・生前整理・遺品整理がどのようなものかを少しでも理解いただければと、体験談をご紹介させていただきます。
A司法書士の先生からのご依頼
一軒家にお一人暮らしをしている方の後見人の司法書士の先生からご相談がありました。お部屋に物が積み上げられていて危ないので片づけたい、本人に整理を勧めて欲しいとのことでした。
ご主人様が亡くなられてからまだあまり時間がたっていなく、気持ちの整理をつけるのが難しい状態でした。しかし棚の上などにも荷物が積み上げられていて、地震などで落ちてくる心配があったために、まずはご主人様の遺品には手を付けずに、必要なところのみ行いましょうとご相談させていただきご了承を頂き、整理の運びになりました。
今回は、キッチン周りの棚の整理・押入れ一か所の整理をして居間の積み重なった荷物を押入れに整理・使用していない粗大ごみなどの整理の3つのことを行いました。
当日はまず区の粗大ごみなどの回収に合わせ使用していない洗濯機・押入れにしまいっぱなしの布団などを玄関先に出し、次に押入れの整理をしました。ネズミの被害が出ていたので、押入れの中から荷物をいったん全て出し清掃・除菌後に居間に積んである荷物と一緒に再度押入れの中に整理しました。その後、居間とキッチン周りの棚もネズミの被害が出ていたので一度荷物を全て下ろし、清掃・除菌後棚が壊れているところがあったので補修したのち、必要な物のみまた棚に整理しました。最後にキッチンと各部屋の清掃を行い終了しました。
作業中はご主人様のこと、今の生活のことなど色々なお話をさせていただき、お礼の言葉もいただきました。また最後にご主人様の遺品の整理も冬にお願いしますと頼まれました。
後日、ご利用者様がたいへん喜んでいたとヘルパーさんたちにも伺い、うれしく思いました。キッチンがすごくきれいになってて、「洗剤を分けて欲しい(笑)」と言われたそうです。
今回はご利用者様に整理の必要性をご理解していただいたのちに、一部の整理をしたことで、心の整理も一歩進めることが出来ていたならと考えます。
平成26年7月